卓球選手は自主性を尊重することで得られる3つの効果と理由を解説
以前にコーチと指導者の違いについて説明し、選手の自主性を尊重することが大切だというお話をしましたが覚えていらっしゃいますか?
今回は、選手の自主性を尊重することによって、どんな効果を得られるかについて解説していきます。
選手の自主性を育てることは、卓球の短期上達のカギを握っていると言って過言ではありません!
詳しく解説しますのでごゆっくりどうぞ。
効果① 目標を明確に立てることができる
自主性を尊重することで、選手は自らの意志で卓球に取り組むようになります。
自らの意志で卓球に取り組むようになれば、自然と上手くなりたい強くなりたいと思うようになるでしょう。
そんな時に、コーチの方から選手に目標があるかを聞いてみてください。
目標を持っている選手は、自らの目標について話してくれるでしょう。
目標を持っていない選手も、目標があるかと聞かれたことで目標を立てる必要性に気づくはずです。
選手としてプレーするには、目標はとても大切です。
目標が無ければ、練習する意味や試合をする意味が希薄になってしまいます。
そうなると、「やる気」も失われていきます。
やる気を維持するためにも目標は大切です。
とは言え、その目標も他者から与えられた目標と、自分の中から生み出した目標とでは、取り組みに対する情熱が違ってきます。
何かを成し遂げるには、情熱は最大のエネルギーです。
情熱を持って目標に取り組ませるためにも、目標は自分自身の中から生み出させることが必要です。
プレースタイルでも良いです。
新たな技術の習得でも良いです。
試合結果でも良いです。
何かしらの目標を選手自らが立てたなら、コーチは、
「ヨシ!その目標の実現に向けて一緒に努力していこう!」
と声をかけるだけで、選手のヤル気はドンドンと燃え上がっていきます。
効果② 自らのプレーを考えるようになる
目標が明確になると、自然と自らのプレーを考えるようになってきます。
自主的に自らが立てた目標を実現しようと取り組んでいるのです。
それは自然の流れでしょう。
何が良くて何が悪かったのか、なぜうまくいったのか、なぜミスしたのか、その原因を考えるようになってきます。
そうなればシメたものです。
コーチは選手と一緒に、その原因の解決策を一緒に考えてあげれば良いのです。
ただし、この場合に注意して欲しいのが、解決策はコーチから示すのではなく、選手が見つけ出すように導くことです。
選手が出した解決策が間違っていても、決して否定してはいけません。
否定することなく、正解に辿り着けるように導いてあげることが大切です。
選手自らが見つけた問題点に対して、選手自らが見つけた解決策です。
精一杯取り組まないハズはありません!
こうなってくると良い循環が、ドンドンドンドン回りはじめます!
効果③ 「やる気」が持続する
自らが設定した目標に対して取り組む以上、やる気が出ないワケはありませんよね。
やる気があることで、自らのプレーを考えるようなって、解決策も自ら発見できるようになっているのです。
この流れが選手の自信を深め、更なるやる気に繋がります。
もし、目標が達成できなくても、自らの意志による挑戦の結果です。
そうそうやる気の炎は消えることはありません。
たとえ消えそうになったとしても、コーチがしっかりと支えてあげれば、再び自ら立ち上がり歩き出すようになるでしょう。
言われて卓球をするのではこうはいきません。
自主性を尊重し自主性を育てたからこそ、このような強いサイクルが生まれ「やる気」が持続するのです。
まとめ
今回は、選手の自主性を尊重することにより得られる3つの効果について解説しました。
簡単な話、誰だって他の人から言われたことをやるのと、自分がやりたいと思ったことをやるのでは、当然ヤル気も違いますし、取り組み方も違ってきます。
そうなると、当然のことながら結果も変わってきます。
コーチの一番の腕の見せ所は、ヤル気を育てることだと思います。
ヤル気を育てるためにも、選手の自主性を尊重することが何よりも大切です。