卓球初心者に教えるべき基本とは?フォーム?打ち方?それとも…
皆さんに質問です!
卓球の基本って何だと思いますか?
よく、フォームだとか打ち方だとか言われますが、本当にそうでしょうか?
自分は、フォームや打ち方は基本ではないと考えます。
今回は、卓球指導歴20年以上のへいさんが考える、卓球初心者に教えるべき「卓球の基本」についてお話します。
フォームや打ち方は卓球の基本ではない!その理由は?
お話を進める前に、まずは「基本」という言葉の意味を調べてみましょう。
広辞苑によると・・・
基本=物事がそれに基づいて成り立つような根本。
とあります。
つまり卓球の基本とは、「卓球というスポーツの根本」でなければなりません。
この意味から考えると、フォームや打ち方は基本と言えるでしょうか?
自分はチョット違うような気がします。
フォームは、あくまでもボールを打つための理想的な「形」ですよね?
卓球のフォームは人それぞれですし、なにより動きながらボールを打たなければならない卓球では、同じフォームでボールを打ち続けるなんて不可能です。
そう考えると、フォームが基本(=根本)だと言うのにはムリがあります。
打ち方はどうでしょうか?
打ち方も、結局「こう打てば良いボールが打てるよ」という理想形でしかありません。
どんなボールが来るのか分からないラリー中に、理想の打ち方ができる場面なんて、ほぼほぼありませんよね?
やはり打ち方も、卓球の基本(=根本)というにはムリがあるような気がします。
本当の卓球の基本とは?
それでは卓球の基本とはいったい何なのでしょうか?
自分が導き出した答えをご紹介しましょう。
卓球の基本、それは・・・
相手のコートにボールを返球する!
です!
そんなのあたり前じゃないか!
皆さんのそんな声が聞こえてきそうです・・・
でも、これこそが卓球というスポーツの根本なのです。
思い出してください。
前段でもご説明しましたが、根本=基本なのです。
どんなにキレイなフォームだとしても、どんなに理想的な打ち方をしても、相手コートに返球できなければただ相手に得点を与えるだけです。
反対に、どんなに不格好でも、ラケットの端っこで打とうとも、相手コートにボールを返球さえできれば得点の可能性は残ります。
フォームも打ち方も、相手コートにボールを打ち返すための手段のひとつでしかありません!
本当に大切なのは、どんな形であれ相手のコートにボールを返球する!ということです。
まとめ
今回は、卓球の基本とは何かについてお話しをしました。
卓球の基本とは、相手コートにボールを返球しラリーを続けることにほかなりません。
フォームも打ち方も、相手コートにボールを返球するための手段のひとつです。
その手段にこだわってばかりでラリーを楽しめなければ、卓球を好きになってもらえないと思いますし上達もしないでしょう。
形にとらわれず1本でも多くラリーを楽しめることが卓球の本当の醍醐味だと思いますし、小学生が上達するための早道だとおもいます。