卓球初心者の短期上達には目標設定が重要!その理由を詳しく解説
今回は目標設定についてお話していきたいと思います。
選手に自身の目標を訪ねてみてください。
「ん~そんな目標考えたことないよ…」
なんて選手も少なくないでしょう。
特にも卓球を始めた初心者ならなおさらです。
でも、目標設定は本当に大切なんです!
目標があるとないとでは、やる気に大きな違いがでるのは明らかですよね?
当然、上達の度合いも大きく変わってきます。
そこで今回の記事では、
・なぜ目標設定が大切なの?
・目標の種類
・目標設定の仕方
について詳しくご説明します!
なぜ目標設定が大切なの?
まずは、なぜ目標設定が大切なのかについて解説します。
目標設定が大切な理由は
ポイント
・目標達成までの道のりをイメージすることができ、やる気につながる。
・目標達成までの最短ルートを見つけることができる。
の2点です。
詳しく解説します。
目標と競技生活の関係は、登山に置き換えて考えるとイメージしやすいと思います。
目標とは、登山で言えば頂上です。
頂上までの距離や場所がハッキリと設定されていれば、
「あと、これだけ登れば頂上だ!」
とガンバル意欲も湧いてくるでしょう。
また、
「こっちのルートの方が近いかも…」
と、新たな最短ルートを見つけることができるかもしれません。
反対に、頂上までの距離や場所が分からなかったらどうですか?
いつまで登り続ければ頂上に着くのかという不安に駆られ、途中で登山をあきらめてしまうかもしれません。
場所が分からなければ、道に迷い遭難してしまう可能性もあります。
そうなってしまっては、もう登山どころではありません。
もうお分かりですよね?
目標設定が大切な理由は、目標までの道のりをしっかりとイメージすることで迷いや不安がなくなりやる気につながることと、目標達成までの最短距離を見つけることで無駄な努力と時間を省くためなのです。
目標の種類
目標は、大きく3種類に分けて考えます。
それは
ポイント
・最終目標
・ライフステージ別目標
・期間別目標
です。
それぞれ詳しく解説します。
最終目標
最終目標とは、選手自身が最終的に達成したい最大の目標の事です。
別の言葉でいいかえれば「夢」ですね。
野球の大谷翔平選手が高校生時代に立てた「ドラフト1位で8球団から指名されること」とか、サッカーの本田圭佑選手が小学生時代に立てた「ヨーロッパのセリエAに入団し10番で活躍」といったものです。
ライフステージ別目標
ライフステージ別目標とは、最終目標を達成するまでの間に設ける、それぞれのライフステージごとに必ずクリアしておきたい目標の事です。
例えば、最終目標が全日本選手権で優勝だとしたら、中学校3年生までには全国中学校総合体育大会で優勝、高校生ではインターハイ優勝などです。
期間別目標
期間別目標とは、最終目標やライフステージ別目標を達成するために設ける、期間ごとにクリアしたい目標を指します。
簡単に説明すると、年間目標、月間目標、週間目標、毎日の練習目標などです。
目標設定の仕方
次に目標設定の仕方について、最終目標、ライフステージ目標、期間別目標の立て方について解説していきます。
最終目標の立て方
最終目標を立てるときに気をつけてもらいたいのは、選手自身がそれを達成できるかどうかなんて一切考えさせないことです。
選手自身が叶えられるかどうかを考えてしまうと、どうしても目標設定が低くなってしまいます。
なので、どんなに大きな目標でも構いません。
選手自身が叶えたい目標を心のままに書き出させることが重要です。
ただ、その際、目標の期限を明確に定めてください。
「私は○○歳で、○○〇という目標を達成する!」
といった感じです。
なぜ、期限を定めるのかというと、期限のない目標は常に先延ばしにされるからです。
それを防ぐためにも、目標設定の際は期限を明確に定めましょう!
ライフステージ別目標の立て方
ライフステージ別目標を立てるときのポイントは、最終目標よりもさらに明確に期限を設定してください。
というのも、特にも学生スポーツの場合には選手でいられる期間が明確に期間が定められていて、絶対にその先はありません。
例えて言うと、中学生で卓球ができる期間は中学3年生まででそれ以上先延ばしはできないという事です。
具体的な目標例をあげると、
「○年生の○○〇大会で優勝する!」
などです。
期間別目標の立て方
目標設定の最も大切な部分が、この期間別目標となります。
期間別目標設定のコツは、「今はできないけど、努力をすれば必ず乗り越えられる」目標を設定することです。
なぜ、「今はできないけど、努力をすれば必ず乗り越えられる」目標を設定するのでしょうか?
それは、目標を達成する喜びと自信を手にしてほしいからです。
詳しく説明します。
例えば、ゲームでどうしてもクリアできなかったステージがあったとしましょう。
あなたは、そのステージをクリアしようと何度も挑戦し、いろいろは方法を試してみるはずです。
その結果、ついにそのステージをクリアしたとき、「よっしゃー!」という気持ちになるでしょう!
そして、「ヨシ!このステージもう完璧!」という思いになるはずです。
期間別目標の立て方もこれと同じです。
「今はできないけど、努力をすれば必ず乗り越えられる」目標を設定し、それをひとつずつクリアしていくことで、目標を達成する喜びと自信を手にすると同時に、確かな実力も手に入れられるはずです。
そのため、期間別目標は、年単位、月単位、週単位、そして毎日の練習課題と細かく目標を設定していきます。
期間別目標は、達成出来たらすぐに新しい目標へと更新してください。
また、大会や練習試合などで見つけた課題を、練習目標に反映することはとても大切です。
目標は立てたらそれで終わりではありません。
常にブラッシュアップさせることで、より生きた目標となります。
参考までに、以前に選手に書かせていた目標設定シートを添付します。
必要に応じてご自由に変更してご使用ください。
まとめ
この記事では、目標設定の大切さと3種類の目標と、それぞれの目標の立て方について解説しました。
今回この記事を書いた最大の理由は「卓球が上達する最大の原動力が目標設定」だということを、皆さんに知ってもらいたいからです。
今まで、たくさんの選手を見てきましたが、目標設定がしっかりしている選手は必ず上達します。
難しいかもしれませんが、皆さんも目標設定に挑戦させてみてください。