卓球の試合で得点力バツグンのアップダウンサーブ!コツを解説

アップダウンサーブと聞くと、吉村真晴選手を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

それもそのはず、吉村真晴選手は2017年の世界選手権で石川佳純選手と組んだ混合ダブルスでの優勝をはじめ、アップダウンサーブを武器に国内外で大活躍!

中国選手も手を焼いているほどです。

アップダウンサーブは、マスターするとサーブでの得点力が格段にアップします。

できるだけ分かりやすく解説しようと思いますので、ぜひ挑戦してみてください。

そもそもアップダウンサーブってどんなサーブ?

まず、アップダウンサーブのアップとダウンの意味について説明します。

アップダウンサーブのアップとは上回転を意味し、ダウンは下回転を意味します。

つまり、アップダウンサーブとは同一のサーブモーションの中で、上回転と下回転の2種類の回転をかけわけるサーブのことです。

そのため、レシーバーからすると、回転の判別が非常に難しくミスをしてしまったり、思い切ったレシーブができなくなるのです。

アップダウンサーブはどうやって出すの?

アップダウンサーブは、ひとつのサーブモーションの中に上回転サーブを出す時のサーブモーションと下回転のサーブモーションをドッキングさせます。

初めに、上から下へラケットを振り下ろす下回転のサーブモーションをします。

そして、その下回転のサーブモーションが完了した直後に、ラケットを上方向に跳ね上げ上回転のサーブモーションを行います。

ラケットの軌道としては、アルファベットの「V」をイメージすると分かりやすいかもしれません。

下回転のサーブモーションの時にボールをインパクトすると下回転サーブとなり、上回転のサーブモーションの時にボールをインパクトすると下回転サーブとなります。

アップダウンサーブは、フォアハンドとバックハンドどっちで出すのが良い?

先に説明したV字のサーブモーションができれば、フォアハンドでもバックハンドでもどちらでも構いません。

実際、へいさんは、フォアハンドとバックハンドの両方からアップダウンサーブを出していましたが、自分としては、バックハンドサーブの方がV字のラケット軌道を作りやすかったのでバックハンドを多用していました。

ただ、フォアハンドの方が体でラケットを隠せるし、体の近くでインパクトしやすいので、レシーバーにとっては、インパクトの瞬間が見づらくなるかもしれません。

ちなみに吉村選手は、フォアハンドでYGサーブのモーションからアップダウンサーブを出します。

アップダウンサーブの威力をアップさせるコツは?

アップダウンサーブの威力をアップさせるコツは、上回転なのか下回転なのかの判別を難しくすることです。

そのためには、下回転のサーブモーションから上回転のサーブモーションへの切り替えをスムーズにすることが大切です。

また、インパクトの瞬間に手首を小さく鋭く使い、強い回転をかけることを心掛けてください。

そして、最大のコツは下回転サーブと上回転サーブのモーションが切り替わる位置付近でサーブを出しわけるということです。

ラケット軌道で言うと、V字の下のカドの部分の付近で回転をかけわけるということです。

この部分で出しわけられると、レシーバーからは下回転のモーションでインパクトしたのか、上回転のモーションでインパクトしたのかの判別をつけるのが難しく、レシーブミスや甘いレシーブになりやすくなります。

まとめ

アップダウンサーブは、下回転と上回転のサーブモーションをドッキングさせるため、強い回転をかけることが難しいです。

強い回転をかけられるようになるには、何度も何度も練習が必要です。

ですが、マスターすると吉村選手のように、非常に高いサーブでの得点力を手にすることができます。

習得できない技術はありません!

がんばってください!

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