卓球短期上達のコツは卓球ノートにアリ!理由や書き方を解説

皆さんのチームの選手は、卓球ノートを書いていますか?

「当然書いてるよ!当たり前じゃん!」

「試合の時だけ書いてるかな…」

チーム事情もあるし、さまざまな声があるでしょう。

でも僕は、卓球が強くなりたかったら卓球ノートは絶対に書くべき!と考えています。

というのも僕が指導してきた選手で、卓球ノートを書かなくても強くなった選手はいますが、卓球ノートをしっかりと書いた選手で強くならなかった選手は一人いないからです。

それぐらい卓球ノートは重要なのです!

今回の記事では

・卓球ノートを書くべき理由
・短期間で上達する卓球ノートの書き方

をご紹介します。

必ず参考になると思いますので是非ご覧ください!

卓球ノートを書くべき理由

まず最初に、なぜ絶対に卓球ノートは書くべきだと言った理由を説明します。

それは

選手自身が書いている卓球ノートは、その選手のためだけのオンリーワンの卓球参考書になるからです!

具体的に説明しましょう。

卓球ノートに書かれる内容は、多くの場合

  • 自分の目標
  • 試合や練習の反省
  • コーチや指導者からのアドバイス
  • 試合や練習での気づき

などではないでしょうか?

極々当たり前の内容ですよね?

でも、この当たり前が、ものすごく大切なのです!

人間の脳は、どんなに大切だと思っていたことも時間の経過とともに忘れてしまうのがほとんどです。

とある書籍によると、「記憶を定着させるには繰り返し繰り返し復習するのがベスト」と書かれています。

でも、他の選手もいる以上、1人の選手に対し何度も何度も同じアドバイスをするということはなかなかできないですよね?

試合や練習中の気づきも、試合や練習が終わってしまえば、よほど意識しなければ次の週には忘れてしまいます。

せっかくの選手のためのアドバイスも、試合や練習中の気づきも忘れてしまっては台無しです。

だからこそ卓球ノートが必要なのです。

脳が忘れてしまっても卓球ノートに記録しておけば、卓球ノートが無くなるか書いた内容を消してしまわない限り消えてしまうことはありません!

そして、その卓球ノートに書かれている内容は、選手の成長を願って送ったアドバイスであったり、練習中や試合中に選手が自ら見つけた気づきです。

つまり、選手自身が書いている卓球ノートは、その選手の為だけのオンリーワンの卓球参考書なのです!

短期間で上達する卓球ノートの書き方

ここまでのお話で、卓球ノートの重要性は理解してもらえたと思います。

ここからは、具体的にどのような書き方をしたら良いのか、短期間で上達するための卓球ノートの書き方について詳しくご説明します。

卓球ノートの書き方① 目標は目立つ場所に必ず書く!

卓球ノートには、ノートの目立つ場所に目標を必ず書いてください

というのも目標はやる気の原動力です。

自分の立てた目標を常に目にしていれば、毎日やる気がバク上がり!

そうなれば、目標達成にグッと近づきます!

卓球ノートの目立つ場所に書く目標は、最終目標かライフステージ目標が最適です。

卓球ノートは長く使うものです。

あまり短い期間の目標を書いたのでは意味がありません。

目標の種類については下の記事に書いてありますので、まだお読みになってない方は是非お読みください。

卓球初心者の短期上達には目標設定が重要!その理由を詳しく解説

今回は目標設定についてお話していきたいと思います。 選手に自身の目標を訪ねてみてください。 「ん~そんな目標考えたことないよ…」 なんて選手も少なくないでしょう。 …

卓球ノートの書き方② 良かった悪かったで終わらせない!

「ノートに反省を書きなさい。」

と言うと、多くの選手は

「○○ができるようになって良かった」とか「○○のミスが多くて悪かった」など、「良かった」「悪かった」で文章を締めくくるケースが少なくありません。

これは、本当にもったいないです。

良かったこと悪かったことに気づいたなら、なぜ良かったのか?なぜ悪かったのか?その理由を自分なり考えてノートに書くようにさせてください。

箇条書きでもいいですし、文章でもいいです。

選手が後から見て自分で分かる形にまとめいればOKです。

そして、選手が出した理由をもとに練習で反省点を試させます。

試してみた結果、選手の考察通りならそれでOK!

あとは繰り返し練習して体に覚え込ませるだけです。

もし、考察と違っていたなら、さらに別の理由を考えさせて練習で試してみてください。

理由を考えて練習で試す!

これを繰り返していれば、選手は必ず自らの最適解にたどり着けます。

卓球ノートの書き方③ 練習目標と練習成果は毎日書く!

練習目標は毎日立てて、それをノートに書きます。

目標のない練習は最悪の場合、何も得ることができず、ただの時間のムダになりかねません。

それを防ぐためにも練習目標は毎日立てましょう。

立てる目標は1つだけで十分です。

ただ大切なのは、その日の練習目標は、その日のうちにクリアするつもりで練習することです。

1日1個の練習目標をクリアすることができれば、1年後には365個の練習目標をクリアしたことになります。

そうなれば、かなりの実力がついているでしょう!

練習後は必ず、練習目標に対しての成果を書きます。

練習目標をクリアできたなら、クリアできた理由、自分なりのコツや気づきを書かせるようにしてください。

もしクリアできなかった場合には、なぜクリアできなかったのか理由を考えて書き、翌日の練習でクリアできるように取り組んでください。

挑戦を続ければ必ず練習目標は達成できます!

卓球ノートの書き方④ コーチや指導者のアドバイスは全部書く!

これはもう説明の必要はないでしょう。

皆さんは、選手の成長を願ってアドバイスを送っているはずです。

それを書き溜めていればそれは世界にたったひとつしかない、その選手の為だけのオンリーワンの卓球参考になるのです!

卓球ノートの書き方⑤ 気づきは必ず書く!

これももう説明の必要はないでしょう。

最初の方にも書きましたが、人間の記憶はあいまいなものです。

せっかくの気づきも忘れてしまっては台無しです。

選手の気づきは、その選手だけのものです。

それを忘れてしまっては、本当にもったいないです。

忘れる前に卓球ノートに書き留めさせて、その選手の為だけのオンリーワンの卓球参考書を完成させてください!

卓球ノートは肌身離さず持つ

テレビなどで卓球の見て、選手がベンチでノートを開いている光景を目にしたことはありませんか?

トップ選手でも卓球ノートは肌身離さず大切にしています。

イヤむしろトップ選手だからこそ卓球ノートを大切にしているのです。

練習中でも試合中でも、気づきはすぐにノートに書き留める。

アドバイスもすぐにノートに書き留める。

その繰り返しで、しつこいようですがその選手の為だけオンリーワンの卓球参考書が完成するのです!

まとめ

今回の記事では、卓球ノートを書くべき理由と短期間で上達する卓球ノートの書き方について解説しました。

最初にも書きましたが、卓球ノートを書いた選手で強くなれなかった選手は、僕の20年以上の指導者生活の中でひとりもいません!

だからこそ、自分の指導したチームでは、選手に卓球ノートは練習中でもなるべく近くに置いておくようにアドバイスをしていました。

卓球ノートを書くことは、正直めんどくさいと思います。

でも、卓球ノートは選手を目標達成へと導くその選手の為だけのオンリーワンの卓球参考書なのです!

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