卓球の試合で緊張しない方法は?緊張する理由と対処方法を紹介!
試合って緊張しますよね?
「イヤぜんぜん緊張なんてしないよ~」
なんてツワモノもいるでしょうが、多くの方は試合になると緊張すると思います。
かく言う僕も、試合となると緊張して、トイレを往復するタイプでした(^^;)
そこで質問です。
どうして試合になると緊張するのでしょうか?
僕は、指導者になってからその理由が理解できました。
そして、その答えを指導した選手達に伝え続けてきました。
そこで今回は、その答えを今回は皆さんにお伝えしましょう。
・なぜ卓球の試合は緊張するの?緊張する理由は?
・卓球の試合で緊張を防ぐための対処方法を紹介
をお伝えしていきます。
なぜ卓球の試合は緊張するの?緊張する理由は?
まずは、なぜ試合になると緊張してしまうのか、その理由は主に3つです。
順番に説明していきましょう。
理由その1 環境の変化
まずは、環境の変化です。
試合は、当然のことながら試合会場で行われます。
当然、普段の慣れた練習場とは全く見た目も雰囲気も違います。
関係者や父母、たくさんの選手で、いつもとは全く違った空気感があります。
これらの普段とは全く違った環境に置かれることによって、否が応でも緊張感が高まってくるのです。
理由その2 時間を意識させられる
そして緊張感を高める理由の2つ目が、時間を意識させられるということです。
試合は時間で進められます。
そして、その時間はパンフレットに記載されているし、つどつど放送されます。
何時に試合会場に入って、何時まで練習、何時から開会式、そして何時から試合と、試合の日は朝からず~っと時間を気にしてますよね?
試合の日は、試合までの時間が徐々に徐々に無くなるのを実感させられるのです。
これが、緊張する理由の2つ目の時間を意識させられるということです。
理由その3 勝ち負けを意識する
そして、緊張を引き起こす最大の理由が勝ち負けを意識するからだと思います。
やっぱり、たくさん努力をしてきたので、ぜひとも勝って、その努力を実らせたいと思いますよね?
反対に、もし負けたら、今までの努力が水の泡になるんじゃないかという恐怖心も湧いてきます。
その気持ち、痛いほどわかります。
でも、その勝ち負けを意識する気持ちが緊張感を呼び起こしているということも理解しておいてください。
卓球の試合で緊張を防ぐための対処方法を紹介
それでは、卓球の試合で緊張を防ぐための対処方法をご紹介しましょう。
といっても、先に挙げた理由その1の環境の変化と、理由その2の時間を意識させられるについては、試合の時には付き物なのでどうすることもできません。
実際に対処できるのは、理由その3の勝ち負けを意識するだけです。
ただ、理由その1と理由その2も、理由その3の勝ち負けを意識することへの対処ができれば、自然と試合に対する見方が変わって対処ができる可能性があります。
それでは、勝ち負けを意識することへの対処方法をご紹介しましょう。
勝ち負けを意識することへの対処方法 試合の本当の意味を知る
皆さんにとって試合ってどんな意味を持っていますか?
多くの人は、自分の夢の実現のためであったり、練習の成果を無駄にしないためにも負けられないものって思っていると思います。
確かにそういう面はあります。
でも本当にそうでしょうか?
僕は、試合とは練習や取り組みの成果をお互いに試しあい、その結果として勝敗が決することだと思っています。
そこで実際に、チョット試合の意味について考えてみましょう。
試合という漢字は、他にも仕合、死合という字で書かれることもあります。
それぞれの意味について調べてみましょう。
まずは仕合です。
辞書で調べてみると、「互いに相手方に対して同じようなことをしかけること」を意味するそうです。
お互いに足を引っ張り合う「泥仕合」などのような言葉に用いられます。
次に死合を調べてみましょう。
死合とは、文字どおり「命がけで争う勝負といった意味の言葉。武術やスポーツなどにおいて、お互いの生命を賭けて争うような激しい勝負」のことを言います。
どちらの言葉も卓球の試合には当てはまらないですよね?
それでは、試合の意味を辞書で調べてみましょう。
試合とは、「スポーツ、武術などの技を比べ合い、勝敗を競うこと」という意味です。
最初に僕がお話しした「練習や取り組みの成果をお互いに試しあい、その結果として勝敗が決すること」とはちょっと違いますが、共通している部分があるのがお分かりですか?
僕は「練習や取り組みの成果を、お互いに試しあう」とお話ししました。
辞書では、「スポーツ、武術などの技を比べ合い」を行い「勝敗を競う」のです。
つまり、「勝ち負け」を決めるために試合をするのではなく、「練習や取り組みの成果を、お互いに試しあう」ことや「技を比べ合い」をした結果として勝敗が決するということです。
もっともっと簡単に言えば、「勝敗は結果であって、相手に勝つために試合するのではない」ということです。
そう考えると、勝ち負けを考えて緊張する必要はないですよね?
試合で考えるのは、「自分の全力を出し切ること、練習の成果を出し切ること」それだけです。
自分の全力を出し切り、練習の成果を出し切って負けたのであれば、それは相手の努力や取り組みが自分よりも上だっただけのこと。
であれば、次までに相手を上回る練習と取り組みをすれば良いのです。
そう考えると、普段からどのような気持ちで練習に取り組むべきか自然と分かってくると思います。
普段の練習や取り組みが十分なものであれば、それは自信となります。
自信があれば試合で緊張することもないでしょう。
そうなれば、環境が変わっても時間を意識させられても何も問題ないですよね?
これこそが試合で緊張を防ぐ最も効果的な方法だと思います。
まとめ
今回は、卓球の試合で緊張する3つの理由と、緊張を防ぐための方法についてお話ししました。
スポーツメンタリティーの本などを読んでみると、緊張を防ぐ様々な方法論が書かれてありますが、結局それらは一時的なもので根本的な理由がクリアされていなければ効果も薄いと思います。
結局のところ、普段の練習をどれだけ一生懸命取り組むかしかないです。
試合で緊張しないためにも、普段の練習や取り組みを充実させましょう!